ジェネラティブデザイン概要

Generative Designはコードを使ってアイデアスケッチをするための基礎概念を紹介する良書である.ここではProcessingを使用しているが,使う言語やツールが異なっても,本書に出てくる基本的な考え方はだいたい共通している.一通り技が身につけば表現豊かな作品を創作するための飛び道具がひとつ増える.

そもそもジェネラティブデザインとは?

Wikipedia Englishにおいては,ジェネラティブデザインとは,自然界における進化アプローチを模倣したデザイン手法と定義されている.一般にはデザインのゴールがまず最初にあり,コードによって設計されたアルゴリズムによって探索を行い,好ましいデザインアウトプットを得ようとする一連のプロセスを指す.

書籍FORM+CODEでは,コンピューティングが成せる技を繰り返し / 変換 / パラメータ化 / 可視化 / シミュレート(REPEAT / TRANSFORM / PARAMETERIZE / VISUALIZE / SIMULATE)の5つの手法に体系的に分類しており,これらは従来のアナログなデザイン手法では極めて困難である.その特徴ゆえに,人力のみでは得られない全く新しいデザイン案がアウトプットされることが期待される.

ジェネラティブデザインはアート,建築,コミュニケーションデザイン,プロダクトデザインなどの領域で活用されている.

Alt text https://en.wikipedia.org/wiki/Generative_Design

コードドリブンな作品例

挙げるとキリがないが例えば…

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The algorithmic corporate design for the MIT Media Lab with 45,000 permutations represents the qualities of its community – creativity, diversity and mutual inspiration.

音楽PVやライブイベントのVJにもよく活用される.

質問は藤原までいつでもどうぞ.

その他のオススメ参考文献

Processing環境の構築

  1. Processing 3.1.2 (2016年7月29日リリース)をインストール. https://processing.org/download/?processing

  2. スケッチによっては"generativedesign"ライブラリを追加する必要がある. トップメニュー→スケッチ→ライブラリをインポート→ライブラリを追加 から追加可能.

  3. 自由にスケッチ!

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